弘前大学は、2025(令和7)年8月22日(金)に青森県むつ市「むつ来さまい館Bホール」において、「令和7年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公沙龙国际娱乐_万象城体育-在线官网座?講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公沙龙国际娱乐_万象城体育-在线官网座は、青森県下北地域における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和7年7月25日から10月17日まで全4回の沙龙国际娱乐_万象城体育-在线官网を予定しています。
第2回は、弘前大学農学生命科沙龙国际娱乐_万象城体育-在线官网 前多 隼人 准教授から「非常食としても有用な高野豆腐。大事な栄養素もたっぷり詰まっています。思わぬ健康効果が期待できるかも…!」と題した講義が行われました。講義では、高野豆腐は植物由来タンパク質を豊富に含む食材であるためフレイルの予防に役立つことや、大豆食品に含まれるレジスタントプロテインは食物繊維と同じような生理機能を示して生活習慣病に役立つ等、積極的に食事に取り入れていただきたい旨説明がなされました。
引き続き、料理研究家 坂本 謙二 氏から、高野豆腐を活用した「麻婆茄子豆腐」等についてのレシピ説明及び試食が行われました。21名の受講者からは、「高野豆腐を普段使うことがないため、栄養成分が豊富な食品と知り勉強になった」「高野豆腐の栄養価が高いことは知っていたつもりだが、より具体的に知ることができた」等といった声が挙がる有意義な講義となりました。